首吊り対策

精神科なので、病室では首吊り対策を行なっています。


①ロープになりそうなものを置かない
 1、天井付近の配線は注意です。
  コンセントコードもパネルで隠したりします。


 2、カーテンを体重をかけて引っ張ったら落ちるようにする。
  カーテンはカーテンレールのランナーにマジックテープでくっつけます。
  これで体重をかけて強く引っ張ったら落ちるようになります。

 


②ロープを引っ掛ける根本の対策
 1、カーテンレールを体重をかけて引っ張ったら落ちるようにする
  ベッドを仕切る、吊り下げカーテンレールがあります。
  これに引っ掛けられることが多いです。
  そのため、ボードアンカーは使わず、ボードに直接ビス打ちをしてカーテンレールを留めています。
  これで体重をかけて強く引っ張れば落ちます。


 2、クレセントを逆に設置
  クレセントにも引っ掛けて首を吊ろうとする人がいます。
クレセントとは、これです。


f:id:omupura:20210729225150j:image


  通常、レバーを上げてロックをかけると、レバーは下がりません。
  しかしこれだと、ロープをかけられてしまいます。
  そのため、上下逆にし、レバーを下げると鍵がかかるようにします。
  これだと、レバーが上だとフリーの状態で、ロープを引っ掛けるとレバーが下がるため、首吊りが出来なくなります。

 


この他にも色々と対策をしていますが、今日のところはこの辺で。